G20でのSDGs関連の日本政府の取り組みとは?

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G20議長国の日本がリーダーシップとして発揮した内容について、考えてみます。
是非、これからの世界の動きを受け止め、変化に対し、どうするか?を考えていきましょう。
SDGsが世界的規模で、未来の世界のためになることが、イメージできれば良いと思います。
ということで、簡単にG20で日本政府が示した7つと、主要な取り組みの一部をご紹介したいと思います。

 

首相官邸のSDGs最新オフィシャル情報

令和になって6月28日、29日にG20大阪サミットがありましたよね。

それに向け、SDGs推進本部会合が6月21日に開催されています。

その議事録は、首相官邸ホームページにあります。

「拡大版SDGsアクションプラン2019」が、それです。

当然G20で、その内容が協議され、世界経済をリードするG20として、SDGsを継続していく旨総括され、サミットは閉会しています。

その、拡大版SDGsアクションプラン2019のポイントをみてみると、三つの大枠が示されており、G20においては、

①質の高いインフラ
②防災
③海洋プラスチックごみ
④気候変動
⑤女性
⑥保険
⑦教育

の7分野について、G20 議長国としてのリーダーシップを発揮することとしています。

9月にはSDGサミット12月に「SDGs実施指針」改訂というながれとなっています。

『拡大版SDGsアクションプラン2019』のポイント

本年中にこれらの各種取組を統合・発展させるとあります。

どのような改訂がされるのかによって、経済の流れが変わるかもしれませんね。

 

G20議長国・日本のリーダーシップ①

G20議長国としてのリーダーシップ①として、途上国を中心にある膨大なインフラ需要の背景に質の高いインフラ投資の重要性があるとし、それを首相レベルでエンドースしたようですね。

これは、中途半端な粗悪なインフラ投資でなく先進的な投資を途上国に対し協力して行っていきましょうということをG20議長国が同意したということですよね。

これってこれからの投資先が世界のどこに向けられるかを明確にしているのではないでしょうか。

質の高いインフラ投資:G20原則の策定

ここに示された内容は、SDGsの17の目標でいうと、目標9の、強靭(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及び

イノベーションの推進を図る。

目標11の、包摂的で安全かつ強靭(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する。

に相当します。

なんだかむずかしく書いてありますが、途上国に投資をすることによって、投資した側としてもお金が動き、経済が発展するということですね。

 

G20議長国・日本のリーダーシップ②

また、防災については、SDGsにも総合的な災害リスク管理の策定と実施など防災が明確に位置付けられ、防災先進国といえる日本が国際社会における役割を果たすとしています。

途上国の災害による年間約5万人の死者と1億人の被災者に対し、貢献し、これからの4年間で、少なくとも500万人に対する支援を実施、2年間で、80か国の防災計画策定・改定を支援としています。

防災:仙台防災イニシアティブ(フェーズ2)

これも、17の目標でいうと、前述の、9と11に加え、目標1の、あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる。

と、

目標2の、飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する。

と、

目標15の、陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する。

に相当します。

これらのさわりの部分を見ただけでも、今後の世界規模の経済の動きがどうなるのか?

想像できる気がします。

そして、日本国自身の発展形態も様変わりしていくのではないかと想像しています。

先に書いたように、G20では、まだまだ、7つのリーダーシップを発揮しています。

 

G20議長国・日本のリーダーシップ③

解消プラスティックごみ問題をよく聞きます。

日本も昔は、海洋投棄をしている企業がたくさんありました。

それだけでは無く、今現在も廃棄している国や企業がある。

ちょっとだけなら問題ないと思っているのかな?

でも、海洋生分解が出来なければ、たまる一方です。

確実に未来の環境を壊しているんですね。

ですので、海洋プラスティックごみ対策が必須。

それには、実効的な対策が必要で、途上国を含めた、世界全体での取組が不可欠なんですね。

日本は、持っている知見や知識で、効果的な流出防止に貢献し、支援していくということです。

それには3つの施策をあげ、日本企業・NGO・地方自治体による活動の国際展開を推進しています。

そして、日本からベストプラクティスを発信・共有し廃棄物の管理やリデュース・リユース・リサイクルに関する支援も推進しています。

海洋プラスチックごみ対策に関する日本のイニシアティブ

17の目標でいうと、目標12の、持続可能な生産消費形態を確保する

と、

目標14の、持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保存し、持続可能な形で利用する

が貢献するゴールとなっています。

そして、注目すべきは、質の高いインフラ輸出等のため、産業界と連携した国際ビジネス展開の支援です。

ここに、ESG投資家の協力必要となることでしょう。

 

G20議長国・日本のリーダーシップ④

気候変動・エネルギーパリ協定長期成長戦略のポイント!

ここでは、第3章の「環境と成長の好循環」を実現するための横断的施策のなかの、第3節、ビジネス主導の国際展開、国際協力に日本の強みである優れた環境技術・製品等の国際展開相手国と協働した双方に裨益する。

となっていますね。

日本政府がビジネス主導を押しています。

気候変動・エネルギー:パリ協定長期成長戦略ポイント

同様に17の目標で言うと、目標13の、気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる

が、貢献するゴールです。

政府がビジネスチャンスを示していますね^^

 

G20議長国・日本のリーダーシップ⑤

SDGsの担い手としての女性のエンパワーメント「だれ一人取り残さない」でしたよね。

当然、男女ともです。

途上国における女性起業家を支援します。

教育においても、途上国の女性たちに質の高い教育や人材育成の機会を提供することを表明しています。

そして、働き方改革を着実に実行するためテレワークの推進等を実施としています。

女性:SDGsの担い手としての女性のエンパワーメント

これには、17の目標で言うと、3つあります。

目標4の、すべての人々への包摂的かつ公正な質の高い教育を提供し、福祉を促進する。

と、

目標5の、ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う。

と、

目標8の、包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する。

が貢献するゴールです。

ここまでだけでも、社会に対し、貢献できる活動がたくさん見つけることができると思います。

 

G20議長国・日本のリーダーシップ⑥

国際保健分野における日本のリーダーシップ!

全ての人々の健康的な生活を確保するため、国際保健の重要性を示しています。

途上国特有の疾病に対する命を救い、約130万人の子供たちに予防接種を実施する等の成果を出す。

日本は継続して国際保健分野でのリーダーシップを発揮することとしていますね。

これは、医療を提供すれば良いだけのものではないです。

人の命に係わる部分で、継続的な分野だと思います。

保険:国際保健分野における日本のリーダーシップ

17の目標で言うと、目標3の、あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。

が貢献するゴールとなります。

途上国では、医療を受けることもできない人がたくさんいます。

これは、医療だけの問題じゃないです。

 

G20議長国・日本のリーダーシップ⑦

持続可能な未来実現のための「教育×イノベーション」イニシアティブ!

これが、G20で日本が示した最後の7つ目の分野ですね。

質の高い教育を行い、脆弱な立場にある人々への包摂的な教育の機会を確保することとし、2030年までにすべての子供が教育を修了する。

その為には、途上国において、2019~2021年の3年間で、少なくとも約900万人の子供・若者にイノベーションのための教育とイノベーションによる教育を提供する。

としています。

今年から3年間です。

もう始まっています。

教育:持続可能な未来実現のための「教育×イノベーション」イニシアティブ

17の目標で言うと、目標4の、すべての人々への包摂的かつ公平な質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する。

と、

目標5の、ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う。

と、

目標8の、包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する。

が貢献ゴールとなります。

 

拡大版SDGsアクションプラン2019の取組

そして、全体としての主要な取組の一つに、SDGs経営推進イニシアティブがあります。

2019年5月に『SDGs経営ガイド』を策定し、企業のSDGs経営の推進とESG投資の呼び込みを後押しするための施策を推進しています。

この『SDGs経営ガイド』をG20等も活用し、国内外に発信。

ESG投資のパフォーマンス分析、投資家・評価機関の手法の見える化、等々を通じ、SDGs投資経営を後押しする長期投資を促進しています。

さらに、SDGsに関する投資等に係る国際的ルールメイキングに貢献としています。

ESG投資家には、心強いですね。

「拡大版SDGsアクションプラン2019」における主要な取組

 

政府による取組

そして、日本政府がSDGsを推進するための取組一覧は、以下となります。

①あらゆる人々の活躍の推進

②健康・長寿の達成

③成長市場の創出、地域活性化、科学技術イノベーション

④持続可能で強靭な国土と質の高いインフラの整備

⑤省エネ・再エネ、気候変動対策、循環型社会

⑥生物多様性、森林、海洋等の環境の保全

⑦平和と安全・安心社会の実現

⑧SDGs実施推進の体制と手段

この最後の⑧には、

・SDGs経営イニシアティブや、ESG投資の推進

・国内資金動員のための途上国における税制・税務執行支援

・SDGs実現のための資金調達

・途上国のSDGs達成に貢献する企業の支援

・SDGs推進円卓会議を通じたあらゆるステークホルダーとの連携、国連大学など

が挙げられています。

 

まとめ

2019年は、今まで以上にSDGsの言葉を聞くことになったと思います。

日本は、ヨーロッパ諸国からはかなりの遅れとなっていますが、これからどんどん進められていくことでしょう。

ところで、あなたは、何に参加できますか?

全てに参加できると思いますが、何か一つで良いので、世界の未来のために参加しませんか?

いろんな意味で、これからの人生を変えていく良いタイミングなのかもしれません。

ビジネスとしてのESG投資家にとっても恵まれた環境となっていくかもしれませんね^^

ABOUTこの記事をかいた人

かれっと

普通のサラリーマンで、あと数年で定年を迎えるおじさんです。 中学生のころから吹奏楽でトラペットを吹き始め、大学ではジャズオーケストラに所属、社会人になっても大学生時代に知り合った仲間とバンド活動を続け、官庁から表彰されたことがあります。今後も皆さんに喜ばれる活動を続けていきたいと思います。 仕事では、衛生管理も任されているので心のケアにも接しています。 サラリーマンは、みんな辛い思いをしているんです^^;