ESG投資の可能性と日本の状況について、過去からの経緯も含め調べてみたので、簡単にまとめてみました。
日本は。まだまだ遅れており、これから状況は徐々に変わっていくと思います。
ESG投資家の動きも出てくるのではないでしょうか?
ESG投資の可能性
前回までに、日本政府が拡大版SDGsアクションプラン2019やG20議長国のリーダーシップを発揮しESG投資家を後押ししていることを確認できました。
また、NHKのクローズアップ現代では、2017年9月27日の放送で取り上げられており、その時で、市場は2500兆円超え!
とされており、今は、3000兆円と言われている。

日本の年金基金も1兆円の投資を始めてたようです。
知りませんでした^^;
運用額だけでも2016年データで、2倍に膨れ、世界の投資の25%となっています。
ESG投資家は、企業の評価として、環境や人権にどれだけ取り組んでいるか、そして企業統治ができているかを見て、出来ていない企業からは、資金を引きあげようとしています。
すでにロンドンにある大手資産運尿会社は、50兆円を超えてESG投資に充てており、グローバル企業の取組を詳細に調査し、ランキングを公表しています。
ランキングの低い会社は、改善を求められており、対応が不十分だと、投資資金を引きあげるというものです。
大手企業も、投資家から人権に取り組む方針を示す要求があり、変わりつつあることを実感しているようです。
例えば、ある原料をある国から仕入れるとする。
その原料を生産するのに子供まで働いたとする。
そこに人権問題があることとなります。
自社の人権だけでなく、取引先の人権も確認する必要が出てきています。
食材においても急務として、生産者の末端まで把握することとしています。
日本のESG投資の状況
そういった状況ですが、日本はかなり遅れを取っています。
世界のESG投資をみると、欧州が過半数を占めているのに対し、日本は、まだ3.4%と記載されています。
2016年の推計では、欧州が1,310兆円日本が52兆円。
二年後の伸び率として、欧州は14.8%に対し、日本は、6856.7%と公開されています。
(株)日本総合研究所データ参照
今まさに伸びようとしているタイミングになっていると言えますね。
また、金融世界大手のBNPパリバの報告書「ESG Global Survey 2017」では、アセットオーナー(資産の保有者となる機関)も運用会社も2年後(つまり2019年)には、ESG投資ファンド割合が過半数となると回答している。
つまり、ESG投資が主流の投資手法となっていくことが明確にされている。
課題も出てきている。
それは信頼性のあるデータ不足と分析能力である。
その為に世界的なネットワークでデータの収集を行っている組織もあるようです。
また、今後のESG投資の傾向では、先進国株式偏重から、新興国株式、オルターナティブ投資(主流とは違う代替投資)などの分野に拡大されていくことが見受けられている。
今年に入って、G20や国際シンポジウムなどが開催され、日本でも認識されつつあります。
今後も、いや今年からは特に、ESG投資に注目すべきと思いますね^^
まとめ
日本の状況はこれから変わると言えます。
特に、ESG投資においては、注目すべきと思います。
ESG投資の動き次第では、日本の状況も加速度的に動くのではないでしょうか?