2019年は副業元年と言われていますが、個人事業主になろうとしている人は、開業届を出すとメリットがあることをご存じですか?
そんな人に、簡単でわかりやすい書き方の一例をご紹介いたします。
他のサイトにもたくさんの例が紹介されていますが、副業で個人事業主に限ったわかりやすいように書いてみました。
ですので、だれでも簡単に書けると思います。
必ずしも提出する必要はないですが、法的な対応をしっかりすることで、節税策を受けることもできますので、参考にして登録されることをおすすめします^^
目次
個人事業の開業届が必要
先ずは、開業届というものが必要。
開業した日から1か月以内に提出となっています。
提出先は、納税地の納税所。
ただ、出さなかったからと言って罰則はないようです。
メリットがあるのは、事業を進めていく上で屋号入り印鑑の作成、融資、補助金、助成金など申請をするときに必要になることがあるそうなので、使えるものは使いたいですね^^
開業届を作成する前に
作成するのは、提出用と控えの2部です。
なぜ開業届を出すメリットとは?
開業届を出さないと青色申告ができない。
青色申告とは?
事業によって得られた所得を確定申告する際の申告方法のひとつで、多くの節税策を受けることができる税金の申告方法です。
その節税策とは、
1.所得が65万円マイナスされる
2.赤字を繰り越して、翌年以降の税金を減らせる
3.家族に給与を支払えば経費で落とせる
などがあります。
開業届の書類は何が必要か?
届出書は国税庁のサイトにあります。
そこには、今日(2019/8/10)現在で、個人事業の開業・廃業等届出書(提出用・控用)(PFD/865KB)と書き方(PDF/155KB)の二つがありました。
今回は、新たに事業を開始した時に絞ってみていきます。
最初の届出書をダウンロード。
05.pdfというファイルです。
なんでも良く変わるらしいので、同じでないかも・・・ご注意を^^;
開業届の書き方と注意点の紹介
①提出先の書き方
納税地の税務署を記入します。
③の選択ボタンに該当する税務署です。
どこかが分からない場合は、国税庁の公式サイトで調べれます。
アドレスは以下です。
http://www.nta.go.jp/about/organization/access/chizu.htm
②提出日の書き方
事業を開始した日から1か月以内ですが、いつでも良いようです。
和暦でも西暦でも良い。
③納税地の書き方
選択ボタンの該当するもにチェックを入れる。
その住所を記載する。
電話番号は、固定でも携帯でも良い。
④上記以外の住所・事業所等の書き方
住所、事業所、事務所など2か所以上ある場合に記入する。
住んでる場所のみの場合は、空欄で良い。
⑤氏名の書き方
そのまま、説明は不要ですね^^
⑥生年月日の書き方
同じく、説明は省略。
⑦個人番号の書き方
個人番号を記入するのですが、半角数字で空白をいれず記入。
見た目は、左によっているが、印刷画面で枠に入るようになっている。
2枚目の控えには転記されない。
⑧職業の書き方
仕事内容が分かれば何を記載しても良い。
事業取得が290万円を超えると各種の税がかかる。
個人事業税は業種によって違い、以下の東京都主税局が参考になります。
http://www.tax.metro.tokyo.jp/kazei/kojin_ji.html
⑨屋号の書き方
空白で問題ないです。
店舗を持つ人とかはあると良い。
⑩届出の区分の書き方
新規開業の場合は、開業を〇で囲む。
⑪所得の種類の書き方
アフィリエイトなど、インターネットビジネスは事業所得で良さそう。
⑫開業・廃業日の書き方
そう思った日で良い。
提出日とか月初めでも良い。
⑬事業所等を新増設、移転、廃止した場合の書き方
該当しないので、空白で良い。
⑭廃業の自由が法人の設立に伴うものである場合の書き方
これも該当しないので、空白で良い。
⑮開業・廃業に伴う届出書の提出の有無の書き方
「青色申告承認申請書」又は「青色申告の取りやめ届出書」
青色申告を予定している人は有を選択する。
個人事業主はメリットが大きいのでオススメ。
消費税に関する「課税事業者選択届出書」又は「事業廃止届出書」
個人事業主の開業当初は免税。
それでも提出する人は有に、提出しない人は無にチェック!
普通は、無にチェックで良い。
⑯事業の概要の書き方
具体的な内容が分かる一言で表記。
⑰給与関連項目の書き方
従業員を雇う場合なので、自分だけなら不要。
⑱源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請書の提出の書き方
従業員を雇わないので不要。
以上を保存し、提出用と控えを印刷。
税務署に持っていけば印鑑を押してくれる。
青色申告承認申請書の提出もすると良い。
収入無しでも申告するとメリットがあるようです^^
分からない場合の対応方法
基本的に、分からない場合は無理をして記入しない。
税務署で確認するようにしましょう。
もしも間違えた場合の修正の書き方
二重線を引いて、訂正印を押せばOKです。
各時間はそんなにかかりませんので、心配な人は書き直しましょう^^
税務署に提出する方法
大きく分けて二つの方法があります。
1.税務署に持っていく
2.税務署に郵送する
提出先は、「国税局の所在地及び管轄区域」で調べれます。
税務署に持っていく場合は、土日祝日は閉まっていますので、それ以外の受付時間の8時30分から17時までに行きましょう。
まとめ
副業元年と言われるくらい、多くの方が副業にチャレンジされていると思います。
個人事業主の開業届を出すことで、節税策を受けれることもあり、おすすめだと考えます。
そのため、今回は、その開業届の書き方を簡単でわかりやすい例でご紹介してみました。
書式を例に示しながらの書き方紹介ですので、だれでも簡単に書くことができるくらいわかりやすいと思います。
それでも、不明なところがあれば、無理に書かず、税務署に言って聞くことが一番確実です。
多分、開業届出書そのものに記入する部分もそんなにないので、書くのは5分もかからないと思います。
副業に限らず、本業での個人事業主になろうと考えている人も参考にしていただけると嬉しいです^^
・関連サイト:副業のすすめ