冬になると雪が降る地域は苦労をします。
降ればすぐに積もりますし、凍結防止していないと危ないです。
少しでもそれを解決する方法とは何?と聞くと融雪剤の散布をおすすめされますが、本当に効果的なんでしょうか?
正しく使用しないとデメリットもあるようですよ。
そこで雪の凍結防止の解決方法として、おすすめの融雪剤とその効果的な散布とはどんなものなのか?
早速、調べてみましたのでご紹介致します。
是非ご参考にして下さい。
目次
雪による凍結防止の解決方法とは?
冬になると降雪地域は苦労をします。
子供は喜ぶのですが・・・
朝に除雪をして車を出し、仕事から帰ってくると除雪をして車を入れ・・・
繰り返すのは大変ですよね^^;
そして朝は気温が下がっていて凍結!
この時ばかりは南国が羨ましいです^^;
慣れてはいても、冬の時期の悩みとなります。
そんな悩みを少しでも減らすのに融雪剤というものが有効かもしれません。
凍結防止剤として利用されるものもあります。
融雪剤と凍結防止剤は目的が違いますが、基本的に同じものです。
どんな融雪剤があるのか?おすすめはどれ?
【交通安全情報】雪氷作業は、路面に積もった雪を排除する除雪作業のほか、 路面の温度が低下し凍結の恐れがある場合に行なう凍結防止剤散布作業など、降雪時以外も実施します。
ご迷惑をお掛けしますが、ご走行の安全を確保するためにも必要な作業になりますので、ご協力をお願いします。 pic.twitter.com/JEHa5qhLoy— NEXCO東日本(新潟) (@e_nexco_niigata) February 27, 2020
代表的なものとしては、以下のものがあるようです。
解かすのが早い、塩化カルシウム
持続性がある、塩化ナトリウム
塩害が起きにくい、塩化マグネシウム
塩害がない、炭酸カルシウム
環境にやさしい、酢酸カルシウム
コンクリートにも安心な、酢酸マグネシウム
錆びにも安心な、尿素
太陽の熱で解かす、炭素微粒子
おすすめは、融雪力・持続性・コスパの3拍子が揃った融雪剤となりますが、ご存じの通り、日本では、塩化カルシウムが主に使われています。
なぜなら融雪力があり、安価なためです。
塩化カルシウム(塩カル)の詳細説明は不要と思いますので、簡単に言うと、食塩の塩化ナトリウムと同じような物質です。
凍結防止剤で注意すべきこと
今年初の積雪ですな(ㅍωㅍ)
昨晩は除雪待機してたけど
出動は無し…これ以上は積もらないかな|ω・)
ても、今夜は凍結防止剤の散布に
行かなきゃ(((((((((((っ・ω・)っ pic.twitter.com/cbLEdW4BVk— いちろ(・᷄ὢ・᷅ э )Э (@ichirofxst) February 6, 2020
海水に多く含まれますが、錆びや農作物などへの塩害という影響があります。
車への錆びの心配がありますが、普通に高速道路に散布されています^^;
なので、高速を走った後は洗浄しておくと良いですね。
有害情報としては、飲み込むと有害とか、重篤な眼の損傷となるので、注意が必要です。
よく目にする除湿剤にも利用されています。
どちらも粒状のもので全く同じものです。
工業が盛んな日本では、塩カルを製造しようとしなくても、副産物としてできてしまいます。
なので、安く買うことができるのです。
効果としては、気温が-20℃くらいまで発揮しますので、意外とどこでも使えますね^^
ただし欠点もあります。
保管するときに、しっかりと封がされていないと、湿気を吸ってドロドロの液体になってしまいます。
除湿剤が液状になるのと同じですね^^
なので、撒いた塩カルが残っていると晴れた日でも水を吸収して路面がべとべとになり、それが原因で滑ることがあります。
逆効果となりますので、気を付けましょう。
おすすめ融雪剤の効果的な散布方法とは?
【佐久市 5:40現在】
土木課からの報告降雪量は、野沢、中込、岩村田などの市街地エリアで1㎝、山間部 内山地区で8㎝、望月方面で5〜10㎝です。
凍結防止剤は、市内の指定路線で散布作業を実施しています。
除雪は、望月・内山の山間部で除雪車が出動しています。#佐久市大雪警報 pic.twitter.com/at70Pdj9Ws— 佐久市長 柳田清二 (@Seiji_Ya) January 27, 2020
欠点も理解したところで、効果的に撒く方法は挙げてみます。
・踏み固められて凍結した場所に散布する
・均一に散布する
・少量を散布して、状況をみて不足している部分に追加で散布する
・坂の上のほうに多めに散布する
うまく融雪剤を利用すれば、多少は除雪の苦労は緩和できます。
ご近所に迷惑とならない程度で試してみると良いと思います。
融雪剤の仕組み
4日(金)朝8時の気温は-1℃。薄日は差していますが、雪で風が少し強く時おり吹雪いています。
あったか湯前の道路は、早朝は10cm程積雪が有りましたが、融雪剤の散布により融けてシャーベット状態です。#高湯温泉 #天気 #ライブカメラ pic.twitter.com/tGZju1YYES— 高湯温泉 (@takayuonsen) January 4, 2020
融雪および凍結防止剤の作用を知っている人は多いと思いますが、融雪や凍結防止は、凝固点降下という現象を利用しています。
つまり、水に他の物質が溶けていると、凍る温度が0℃より低くなる現象です。
物質は何でも良いのですが、安くて害がなく、効果が大きいものが良いですね。
融雪については、若干溶解熱も利用できますが、やはり凝固点効果が主となるようです。
融雪剤の環境への影響は?
既に融雪剤撒かれた所の融雪剤の粒でスリップする事故やらかしました。無事ですが✋( ‘ᾥ’ )† pic.twitter.com/3j3AF5xNTR
— (:3くらけん🍭🍺🍟)= (@kuraken2054) February 8, 2019
ちょっと気になるのは、融雪剤が環境に影響があるのか?ですよね。
なんでも度が過ぎれば影響はありますが、融雪剤は基本的に海水と同じと考えて良いでしょう。
塩分濃度が極端に変わるくらい撒くと、植物や淡水に住む生物に影響があったり、金属の腐食につながりますが、教養範囲と考えて問題ないと言えます。
ただ、今まで影響が出ていなくて分からなったことでも、今後なんらかの影響が出てくることが良くあります。
そのためにも、現在も融雪剤の環境影響については、いろいろな関係当局で調査継続中です。
まとめ
融雪剤撒かれたトコだけ融けてる
玄関まで融雪剤撒いてくれるし、積もったら玄関だけでなくガレージ前の除雪もしてくれるから助かるよよよ pic.twitter.com/VKQabfVbD5— FluffyRanShama@変則勤務🤔 (@8kumoran) February 4, 2018
今回は、雪が降る地域が苦労する凍結を解決する方法とは?として、おすすめされる融雪剤とは?と、その散布が効果があるのかを調べてみました。
何でも仕組みを理解して正しく使用することが大切ということが分かりました。
そうすれば、雪の凍結防止の解決方法としては、融雪剤の散布が効果的であると言えます。
豪雪の時には不向きかもしれませんが、意外と防止策としておすすめです。