フリューゲルホルンを演奏するジャズプレイヤーを紹介するとしたら、先ず思い浮かぶのは、ボビーシュー!
彼のフリューゲルホルンのソロには心に染みるものがあります。
フレーズも表現もすばらしいのですが、何と言っても音色がおすすめです。
ジャズファン以外でも初めて聴く人には感動を与えると思います。
今回は、おすすめのボビーシューの音色や演奏と個人的に知ることになったことなどについてご紹介してみたいと思います。
最後まで、お付き合いをよろしくお願いいたします。
目次
ボビーシューがフリューゲルホルンの魅力ある音色を使いこなす秘密
トランぺットとフリューゲルホルンのジャズ・プレイヤーと言えば!
ボビー・シュー!
トランペットの音もきれいなんですが、なんといっても、フリューゲルホルンの音がすばらしいです。
フリューゲルホルンは、フリューゲルとかフリューゲルホーンとも言いますが、上の画像の楽器がフリューゲルホルンで、個人的には、ボビーシューが世界ナンバー1
ボビーシューは若い時からずっとヤマハの楽器を使用しているようで、ヤマハからは、ボビー・シューモデルも出ています。
マウスピースのモデルもあちこちから出ていて、現在のボビーは、数年前からトランペットはケリーマウスピースを使用しています。
当然のように、ここでもボビーシューモデルが販売されています。
私はそれを、ケリー社に直接メールで注文して、買っちゃいました^^;
日本で買うより全然安かったです。
でも買った当時は、ほとんど使ってなかったです(笑)
が、今は私もケリーマウスピースを使っています。
ジャズプレイヤーのボビーシューにこっそり教えてもらったこと
なぜ買ったかと言うと、最後にゲストでボビーが来てくれた時に、ケリーマウスピースの紹介をしてくれましたので・・・
というか、もしかしたら宣伝だったのかも・・・
上の画像の口にあたっている透明なものがケリーマウスピースです。
普通は、金属ですよね。
ケリーマウスピースの良いところは、樹脂だから、冷たくないとか言っていました。
後は、あまり覚えていません^^;
リハーサルのバラード曲の後に、ケリーマウスピースの話になり、今使ったのは、ケリーの3Cだよ、とか言っていました。
因みに、バックの3Cとは大きさが全然違います。
先日、大学のOBバンドで出演した時、現役の方から、やはりケリーマウスが気になったのか、なぜ樹脂のマウスピースを使っているのか質問を受けました。
ボビーと同じ回答をして、さらに、「安いから」と答えると納得していないようだったので、本当のことも話してあげました^^
それは、別の機会に書きたいと思います。
で、実はボビーは所属バンドに、一番多くゲスト出演して頂いた海外プロミュージシャンなんです。
アメリカ演奏に行った時もゲストで出ていただいたことがあり、「マウスピースは何を使っている?」と逆に聞かれたことがあり、何故か、すごくうれしかったです。
その時は、まだケリーマウスピースが世の中にない随分昔の話ですので、ボビーは金属のマウスピースを使用していました。
いろいろマウスピースを探していたのかもしれませんね。
ボビーシューの人柄
一番最初にゲスト出演して頂いたときは、旅の疲れか、あまり機嫌がよくなかったのですが、実は、すごくいい人で、何回かゲスト出演して頂いてフレンドリーになりました。
とくに足が悪くなってからは、目を見て、心から「ありがとう」と言ってくれるボビーに、さらに優しい人という印象が強まりました。
ボビー・シューのお弟子さんでプロとして活躍しているサル・クラキオーロがゲストで来た時も、ボビーはとってもいい人と言っていました。
打ち上げの最後のころには、何故か感極まったのか、泣いていましたね。
ヘルニアになって足も都合が悪いようなのは、かなりのぽっちゃりになったのも一つの要因かな?
(痩せようよボビー!)
若い時は、スマートだったのに・・・
最初にあった時から、とにかくビールが好きで、飲みすぎが原因だと思う。
本当に、体を大事にしてほしいと思います。
また教育者としても活躍していて、昔から世界中に弟子を持っています。
インターネットを利用して教えていると言っていたので、その当時、調べてみると、ボビーのサイトにオンライン・レッスンのボタンがあったのを記憶しています。
現在もありますよ。
そして、興味深いことを言っていました。
多くの生徒さんが、メンタル面で問題があると。(なるほど)
確かにトランペットを演奏する人は多い気がします。
ボビーシューのおすすめ演奏と知るきっかけをご紹介
実は、私がボビーシューというトランぺッターを知ったのは大学生の時です。
秋吉敏子=ルー・タバキン ビッグバンドのRoad Time の一曲目の Tuning Up で、リード・トランペットでありソロも取っている演奏を聞いたのが最初だったと思います。
「それでは私たち、ここで、チューニングを致します。」
の敏子の言葉で始まる。
そして、演奏後のソリストの紹介で、敏子が連呼している。
「ルー・タバーキン、・・・
・・・、ボビー・シュー、・・・」
記憶で書いているので、あっているかな?
その後に、バディ・リッチのビッグバンド時代の演奏を聴くようになり、そして、ボビー・シュー & ヒズ・ウェスト・コースト・フレンズのユー・アンド・ザ・ナイト・アンド・ザ・ミュージック のレコードのB面 1曲目!
サンバ・デ・ニーニャ でのフリューゲルホルンの演奏を聴いて気に入ってしまい、当時の学生バンドで、完コピで演奏していました。
意外と、ウケた記憶があります。
フリューゲルホルンでのソロが素晴らしい
ボビーのフレーズは、すごくメロディアスで、これまた、日本人の心に染み入るソロが多いと思います。
サンバ・デ・ニーニャを紹介しようとネットを探したのですが、無いみたいです。
紹介できないのが残念です。
なので、代わりと言ったらなんですが、Nadalinのフリューゲルホルンソロの部分をどうぞ!
ほんと、心に染みるフレーズを吹いてくれます。
あ、そうそう、トランペット吹きなら興味があると思いますが、ボビーが使っていたマウスピースについて、先ほどバラードのときは、ケリーマウスピースの3Cを使っていたと言いましたが、これって、結構内径が大きいんです。
17mm以上あります。
これも私は買いましたが、確かに吹きやすいです。
ですが、リードトランペットが使い続けるには、さすがに無理があります。
ボビーシューの練習に対する考え方
ボビーも結構、演奏中にマウスピースを変えていたので、使いわけているのでしょう。
いつのライブだったか忘れましたが、その後の打ち上げで、ボビーは、どんな演奏家になりたいのか、それを大事にすることが良いと言っていました。
ボビー自身は、いろいろ教えていただいたが、結局、自分のイメージに合わなかったらしく、自分で試行錯誤をしたようなことを言っていました。
ジェローム・カレにも教わったことがあることを知っていたので、それを言っているのかな?
確かに、ボビーとは演奏方法が全然違うからね。
そして、このツアーが終わったら弟子のエリック・ミヤシロに会いに行くと^^
弟子なんですね。
まぁ、バディ・リッチのバンドにいた時の有名なエピソード話もありますし、エリックさんも、ボビーによく相談していたようです。
本当に難しいと思いますが、再来日してほしいです。
この記事を書きながら、トシタバ(秋吉敏子=ルー・タバキン)を聞いていますが、やっぱ、いいなぁ。
難易度が高い曲が多いですが、やっていて楽しいですし、独特の魅力があります。
当時は、世界ナンバーワンのビッグバンド!と言われていたくらいですから、あたりまえですかね(笑)
まとめ
今回は、フリューゲルホルンのベストジャズプレイヤーとして、ボビーシューをおすすめとさせて頂きご紹介して気ました。
YouTubeでの彼の名演奏も人気があるのでたくさんあります。
なので、フリューゲルホルンと言えば、ボビーシューと言ってよいでしょう^^
実際におすすめの演奏も聴いてみて、いかがでしたでしょうか?
ジャズのアドリブで心に染みる良いフレーズを、きれいな音色と表現で聴かせてくれますよね^^
なんといっても音色がキレイ!
個人的なお気に入りなので、これからもご紹介して応援したいですね。
それでは、最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。